推しが辞めたのでさよならをしようと思う。

 

君を好きになった時、君を応援しようと決めた時、君を推そうと決めた時、多分私は世界で一番幸せだった

 

 

 

 

 

君はきっと小遣い稼ぎ、アルバイト感覚でジャニーズをやってたんだろう。そんなことは最初っから分かりきってた。学生だし、プライベートゆるゆるでプラ写はわかさか出回りSNSも普通にやってたしね。それでも君が可愛くて、踊ってる姿がキラキラ光るアイドルだったから大好きだった。頭の悪いオタクだから犯罪行為以外なら何してもわたしは君が好きだった。可愛いから何しても許せたし守りたいと思った。

こんなに好きで、居るかも分からないコンサートのチケットを取って君の姿を見て泣いたりしたけど担当にはしなかった。

 

君を応援してた時期の私の口癖は「彼はいつか辞めてしまう」だった。

担当にしたってしんどいだけ。いつかふらっと消えてしまう人を"私の一番好きな人です"って声に出して応援する勇気がなかっただけ。いつもどっか危ない雰囲気を醸し出してて、雑誌に載らなかっただけで不安だった。辞めた?(笑)ってヘラヘラしてたけど内心怖くて怖くてやっぱり担当にするべきじゃねーなぁーって。

 

君が夏にいつものステージにいないのが悲しくて、テレビ収録の現場まで見に行って。あぁすきだなぁ顔がいいなぁ可愛いなぁ仲良しの子とちょっかいかけあっててずっとそうやって笑っててほしいなぁ、とか思って。

 

 

 

 

 

それがこの目で最後に見た君の姿になった。

 

 

 

 

 

そこからは冬もステージに君の姿はなくて雑誌だけになって。進学の時期だからそろそろ辞めるんだろうなとは分かってた。年末に君のプライベートの写真とSNSがまた出回って、みーんな幻滅しただの気持ち悪いだの誹謗中傷ばっかりつぶやいてしんどくて。私は君が楽しそうに毎日を生きてることが嬉しかった。何してたっていい、笑ってくれてればそれでいい。辞めないでくれたらそれでよかった。

雑誌で海外へ行くんだ!って報告する君が可愛くて、沢山好きなことを学んできてほしいと思った。

 

年が明けて一発目のコンサートに君の名前がなくて、一瞬時が止まった。あると信じて疑わなかった。だってカレンダーにも名前あるじゃん、雑誌も載ってるじゃん。なんでいないの?あぁしんどいまた君に会えない日が続くのか、君は今何をしているの何でこのステージにいないのなんでなんでなんで。

 

 

 

コンサートが終わって程なくして君はSNSのアカウントの鍵を外して海外へ飛んだことを公開したね。それは辞めたことを表してて、ショックで毎日泣いたしそれでも生き生きしてる君を見て元気をもらった。

 

きっと君の趣味を悪くいう人もいた。直接心無い言葉を投げつける人もいた。まだ成人もしてない高校生の男の子になんでそんな酷いこと言えるんだろう?

 

それからしばらくしてつぶやく系のSNSも公開して。これからもっと可愛い君が見れるんだ!ってめちゃくちゃワクワクしてアカウント見に行ったらエゴサいいねと誹謗中傷のリプに反撃して、高校生らしいなって言えば笑えるけど。

 

私の中でなにかかプツンと切れて、そこからは早かった。君に関するものはぜーーーーんぶシャットアウトして面白おかしくわざわざ私に話してくる人にはあの子の話はしないでと拒否して出来るだけ目に入ってこないように頑張った。嫌いになったんでも引いたんでもない。誹謗中傷を見るのもそれに本人が反撃してるのも何もかも見たくなかった。辛くなった。ずっとキラキラ輝くアイドルでいて欲しいと心のどっかで思ってたのかもしれない。気持ち悪いのは分かってるよ。

 

でも一番気持ちの悪い人は君の趣味をダサいだのなんだの誹謗中傷してたくせに、いいねや返信が欲しいがために「○○くんのこと好きでした」「○○くんの特技もう一度みたいですぅ」とかクソみたいに手のひら返して嘘の好きアピールぶっこいてる人だよなぁ〜おもしろ〜〜〜い。往復ビンタしてぇ。

 

 

君のことをシャットアウトしてから心がすこし平和になりました。それでも君の写真は消せないし見ることもできません。かわいいなぁこんなに可愛いのになんでみんなひどいこと言うのかなぁって気持ちが溢れて止まらなくなるから。

 

 

 

 

アイドルだった5年半、君は楽しかったのかな。楽しかったならいいなあ。幸せだったのかな。幸せだったならいいなあ。私は君を好きになって幸せだったよ。

 

 

 

 

 

風の噂で君がオタクを相手に商売を始めたと聞きました。オタクへの感謝と謝罪がないだのなんだのと叩かれてるのも見ました。後者はかなりどうでもいいし特に応援してた訳でもない外野がつべこべ言ってんじゃねぇよ、夢をもらったオタク共が何寝言ほざいてんだって話だけどもし留学資金のためならそんなことしなくてもお姉さんがお金出すよ。お小遣いもあげるよ。君にはいつも安全な場所で笑っててほしい。

 

 

 

 

あ〜ずっと夏の魔法にかかっていたかったなあ

 

 

 

でももう君を思い出すのは辞めるよ

 

 

 

 

だって私は、ステージの上で輝く君が一番好きだから。

 

 

 

全力サポートしたい

嘲笑われても構わない

プライド傷つけられても

立ち上がる そう

砕けた鼓動

僕も君に救われたんだよ

だから遠慮なんていらないのさ

You And Me

 

 

さようなら。私の永遠のアイドルちゃん。幸せをありがとう。